全館空調システム ゼントラル・クリマ

いつでも新鮮、快適な温熱環境を

全館空調とは?

熱交換された空気をさらに空調(冷暖房)し、ダクトを介して家中に供給することで、家中の空気を1年を通して快適に保ちます。
外から取り入れる空気はフィルターを通るため、花粉やPM2.5などの有害物質が除去され、清潔です。

「ゼントラル・クリマ」とは?

日本スティーベルの熱交換換気システム「LWZシリーズ」とビルトインエアコンを組み合わせた、高気密高断熱住宅向けの全館空調換気システムです。
冷暖房した空気は、ダクトを通って居室だけでなく、廊下や脱衣所など家全体に行き渡ります。
省エネ性と快適性を兼ね備え、1年を通じて快適な温熱環境を維持します。

日本スティーベルの全館空調
ゼントラル・クリマ 紹介動画

全館空調のメリット

快適

居室ごとの温度差が少なく家中どこでも快適な温度

省エネ

最大で93%の熱を回収。冷暖房負荷を大幅に減らします。

健康

PM2.5や花粉などの有害物質から守ります

家の外観、内観がすっきり

エアコンは天井に設置されるため、室内がすっきりし、インテリアやデザインの幅が広がります。
さらに家全体の空調をエアコン1~2台でまかなうため、室外機の数も少なくて済みます。

ゼントラル・クリマの特徴

4分岐電動チャンバー(オプション)

夏は天井から冷気、冬は足元から暖気を切り替えて供給することにより1年を通して快適な空調を実現します。

夏と冬の給気イメージ
4分岐電動チャンバー(左)と風量切替スイッチ(右)

夏切替:4分岐中、天井裏系統の2本は開/床下系統の2本は開
冬切替:4分岐中、天井裏系統の2本は閉/床下系統の2本は開

4分岐電動チャンバーの送風切替はスイッチ操作で簡単に行えます。

逆流防止ダンパー(オプション)

一般的に全館空調は、春・秋(中間期)にもエアコンを送風モードで運転しておく必要があります。ゼントラル・クリマ独自の逆流防止ダンパーにより、中間期にはエアコンを停止して換気の単独運転が可能となるため光熱費を節約できます。

LWZシリーズの特徴

高い熱交換率を実現できている2つの理由

スティーベルエルトロンのLWZは、一般的な熱交換器が採用するクロスフロー方式とカウンターフロー方式を融合させたクロスカウンターフロー方式を採用し、一般的な熱交換器よりも冷気と暖気の接触面が多い六角形(ヘクサゴン型)の熱交換器を導入することで、一度に熱交換を行う面積を増やすことにより、一般的な熱交換器よりも高い熱交換率を実現することができました。

もう1つの特徴は、高い気密性で設計された機器の内部構造です。内部のロスを極限まで低減させた構造を有しており、高い熱交換率を実現します。

モーターの構造

LWZは天候や使用条件に左右されず、一定の風量を出力することができます

一般的な換気システムは天候や使用条件(フィルターの汚れなど)によって、換気に必要な風量が出せなかったり、または出しすぎてしまったりしがちです。

LWZが採用しているモーターは電子制御モーター。温度や静圧をセンサーで感知して常に必要な風量を出力します。

設定した風量を維持するため、ファンを自動で調整。たとえば、給気量がフィルターの使用度合いによって影響を受ける場 合、ファンの回転数を自動的に上げて風量を維持すると共に建物内の気圧を一定に保つことができるので、OA配管以外からの外気の侵入を防ぎます。また、5 ㎥/h単位で調整が可能なため、過換気や過小換気を防ぎ、余分なエネルギーをつかいません。

なお、一般的には熱交換システムには備わっていない機能として、「静圧バランス調整機能」があります。(サービスマンモード)どうしても、給/排気の機外静圧のバランスが大きく異なるダクト設計となる場合、この機能により静圧のバランスを行うことができます。

豊富なラインナップ

壁掛けタイプまたは天井埋込タイプ、顕熱式または全熱式、と豊富なラインナップから最適な機種をご提案します。

顕熱式

湿度のみを交換
室内のじめじめした湿気は室外へ排出し、室内の快適な温度は室外へ逃がしません。

熱交換素子は樹脂製

全熱式

全ての熱(温度+湿度)を交換
室内の快適な状態をそのまま維持します。

熱交換素子は透湿膜製
*LWZ-280にはソリッドメンブレンを採用
型式 280 170EPLus 70E 130J 280JE 130JE
設置タイプ 壁掛け設置
壁掛け設置
壁掛け設置 天井埋込 壁掛け設置
壁掛け設置
換気方式 顕熱交換 顕熱交換 顕熱交換 顕熱交換 全熱交換 全熱交換
バイパス機能
対応延床面積 約270㎡まで 約230㎡まで 約140㎡まで 約140㎡まで 約270㎡まで 約140㎡まで