ドイツ本社での取り組み
再生可能エネルギーへの移行のための研究室
「エナジー・キャンパス」の開設
再生可能エネルギーへの移行を目的とした、革新的なトレーニング施設「エナジー・キャンパス」が、ドイツ本社近郊に新たに開設されました。
施設の中枢は、トレーニング・センターと分析・情報発信センターです。
スティーベルの建築サービスと暖房テクノロジーをドイツでメジャーなオンラインのビル会議(DGNB)システムを用い、最高レベルの情報を提供することを目的としております。
施設は、実際的なトレーニング機会の提供と、シミュレーションによる革新的な解決方法の提案をおこない、お客様の状況を徹底的に分析したうえで、問題解決の方向へ導くための情報発信の場として活用されることになります。
導入システムとして、「ヒートポンプ・システム」「高効率換気システム」が設置実演されており、周辺システム含め見学が可能です。計測結果をパラメーターで常時表示しており、リアルタイムに状況を把握することができます。また、これら熱エネルギーシステムは、従業員とお客様が集う円形レストランにて、体感することができます。
エネルギー・キャンパスのための冷却システムには、地下水が用いられております。
建物正面と屋根には120kwpの容量をもつ太陽光発電モジュールが設置され、生み出されたエネルギーは施設内で活用されています。
発電所とアキュムレーターは、大容量熱の緩衝シリンダーとお湯シリンダーを経て多くのエネルギーの使用を可能にしています。 電気機動性帯電ステーションで発生したエネルギーは、電気自動車と電動自転車の充電に活用されます。
すべての市場パートナーの皆様(国内外問わず 建築家、プランナー、エネルギー・コンサルタント、卸売業者と小売業者等)は、ビジネス発展のための将来性のある知的な解決方法を、この施設にて見出すことができることになると確信しております。
施設概要
- 施設面積 : 4,000平方メートル
- トレーニング・センター 受入人員 : 6,000人/年 を予定
- 専門訓練と発展のための現代的なトレーニング・センター
- スティーベルエルトロン製品紹介コーナー
- 国内・国外のお客様のための会議室
- プレゼンルーム (測定結果分析室)
- レストラン・キッチン施設
- 電気自動車 電気自転車のための充電ゾーン
採用されている主要設備
- ヒートポンプによる建物の冷暖房システム
- 屋根とレストラン前のゾーンで集積される太陽光発電
- 高効率熱交換換気システム
- 局所給湯として電気温水器
『未来を想像する - プロジェクトエナジー』
プロジェクトエナジーは、未来型住宅のためのわたしたちのイニシアティブです。
エネルギーをつくる、エネルギーを有効に使う、エネルギーをためる、そしてエネルギーを管理する。これらが未来のサステナブルな建築物に必要な要素です。
世界中でとどまることなく、また羅針盤となるイノベーションをもって、スティーベルエルトロンは「プロジェクトエナジー」とともに新時代に向かって進んでいきます。